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初ブログ

初めまして。

コンサルタント業をはじめるにあたり、未来の自分を思い描き、過去の自分と向き合う中で一つの小さな出来ごとを思い出した。

それは41年前の4月。

私は明治大学工学部の大教室に座っていた。

入学のオリエンテーションで、教授たちの話が頭の中を流れていった。

何人目かの教授が研究室のテーマを話し出す。

『測りにくいものを測る』研究室だと言う。工業計測の事例の最後に、それ以外にも「美人度も対象」というのだ。

「美人度を測る」に反応したことも確かだが、『測りにくいものを測る』と聞いた瞬間に、自分がやりたいことはこれだ!と確信した。

その教授こそが元計量研究所を退官して、教授になられた山本健太郎先生だ。

山本先生の「応用計測研究室」では、研究のみならず、生きていくうえで大事なことを数多く学んだ。

就職する時には、消費者という“測りにくいもの”からすぐにシェアや売上げという反応が見える生活消費財メーカーに入りたいと思った。

花王株式会社に入社して、研究・事業・生産の側面から消費者という“測りにくいもの”を見続けたのは、これも自分のライフワークだったのだろう。

大学入学時の大教室での小さな出来ごとは、41年間自分の中で大きく育ち続け、これからも『測りにくいものを測る』はワクワクする永遠のテーマになる予感がしている。

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